植物ステロールについて

 

植物ステロールとは?効能効果は?

 

植物ステロールというのは、植物に含まれている健康成分であり、その名前からも容易に想像がつくとおり、コレステロールと同じような脂質の一種ということもできます。これらは植物を構成している細胞を外界と区切っている細胞膜のなかに存在しており、コレステロールに似てはいるものの、動物性ではなく植物性であることから、ヒトの体内に入っても小腸では吸収されないという特徴があります。

 

この植物ステロールは、別名「第7の栄養素」ともよばれており、適正な量を摂取することによって、血液中の悪玉コレステロールの値を下げることができるほか、その結果として、動脈硬化や心筋梗塞、高脂血症といった、いわゆる生活習慣病を予防することにもつながるといわれています。また、コレステロール値を下げるという効果のほかにも、特に高齢者の悩みの種である前立腺肥大による排尿障害を改善したり、免疫力を高めて病気になりにくい体質にするといった、別の効果があることも指摘されているところです。

 

こうした植物ステロールには、細かく分けるとさまざまな種類があり、あらゆる植物中に存在しているものです。しかし、たとえばサラダ油、ごま、落花生、ピーナッツ、大豆、とうもろこしといった食品には、植物ステロールが他の食品よりも比較的多く含まれていますので、意図的にこうした食品を使ったレシピを試してみるといったことも薦められます。

 

ただし、悪玉コレステロールの値を下げるために必要な植物ステロールの量は、1日あたり約1000ミリグラムといわれており、食品だけからこうした所要量を摂取することは現実問題としてなかなか難しいため、サプリメントのような栄養補助食品を組み合わせるという方法もあります。

 

なお、植物ステロールによって重い副作用が出るようなことは通常ありませんが、まれに摂り過ぎてしまうと下痢や便秘といった消化器系統の不調が出るという人もいますので、そのような場合は量を控えめにしたほうがよいかもしれません。